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ブランディング動画とは?役割やメリット、費用、成功事例を徹底解説

ブランディング動画とは、企業のブランド価値を高めるために制作される動画です。企業の認知度向上、競合との差別化、プロモーションなど高い効果が見込めます。

しかし、単なる「社外向けのPRツール」として動画を制作しても上手くはいきません。ブランディングを成功させるには、企業の理念や価値観が社員に深く浸透し、共感と誇りが生まれることが重要です。これをインナーブランディングと呼びます。

この結果、社員一人ひとりの行動が変わり、顧客へのサービスや製品の質が向上していきます。「内側から外側へ」という好循環こそが、揺るぎないブランドを構築する鍵となるのです。

本記事では、この考え方を軸に、成果につながるブランディング動画の制作方法を解説します。動画の役割や目的、制作のメリット・デメリット、費用相場、活用シーンをわかりやすくお伝えします。企業事例も交えながら、成果につながる動画制作の実践的なポイントをまとめているので、ぜひお役立てください。

目次

    ブランディング動画とは?

    ブランディング動画とは、企業のブランド価値を高めるために制作される動画の総称です。企業の理念や価値観、世界観を伝えるために効果的な手段のひとつです。

    しかし、その本質は単なる「社外向けのPRツール」に留まりません。成功するブランディングは、「ブランドメッセージが社員に『自分ごと』として捉えられ、社員の姿を通じて顧客・求職者に伝わる」という考え方に基づきます。

    それゆえ、企業は自社の理念や価値観をまずは社員に深く浸透させ、誇りと共感を育んでいく必要があります。いわゆるインナーブランディングを丁寧に行うことが重要です。

    社員一人ひとりの意識、ひいては行動が変化していくことで、顧客へのサービスや製品の質が向上していきます。こうした「内側から外側へ広がる」循環こそが、揺るぎないブランドを構築するポイントです。

    関連記事:インナーブランディング、本当に社員の心に響いていますか? – 社内を動かす隠れた戦略とは?

    企業がブランディング動画を制作するべき理由

    ブランディング動画を制作することで、社員のエンゲージメントや顧客ロイヤリティの向上が期待できます。

    動画は、企業の理念やビジョンといった抽象的な概念を、感情に訴えかけるストーリーとして伝えられる強力なメディアです。

    制作された動画を通して、社員は自社の目指す姿を「自分ごと」として捉えやすくなります。結果、仕事への誇りを生み出し、モチベーションの向上へとつながっていきます。

    また、理念を体現する社員の姿が動画を通じて顧客や求職者に伝わり、「信頼できる」「この会社で働きたい」という共感を呼び起こします。

    ブランディング動画を制作する目的

    続いて、ブランディング動画を制作する目的を見てみましょう。

    • 従業員エンゲージメントの向上と理念浸透
    • ブランド認知度の向上
    • ブランドイメージの強化
    • ターゲットとの信頼関係の構築
    • 競合他社との差別化
    • 社会的価値の提示と共感の醸成

    従業員エンゲージメントの向上と理念浸透

    企業のビジョンやメッセージを社員に深く伝え、「自分ごと化」を促します。言葉だけでは伝わりにくい想いも、社員の語りや業務風景を通じてリアルに心に届くでしょう。動画によって伝えられたメッセージが自社への誇りと共感を育み、組織の一体感を醸成します。

    上記は動画制作だけでなく、全てのブランディング活動の土台となります

    ブランド認知度の向上

    理念を体現する社員の姿や、企業の想いがこもったストーリーを通じて、まだブランドを知らない層に企業の存在を知らせます。視覚的に強いインパクトを与えることで、企業や製品の認知度を大幅に向上させられます。

    特に理念を体現する社員の姿や企業の想いがこもったストーリーを通じて、共感を伴うポジティブな認知を獲得できるのが特徴です。

    ブランドイメージの強化

    ブランディング動画は、ブランドや企業イメージを強化する手段としても活用できます。企業の価値やビジョンを視覚的に伝えることで、ターゲットに明確な印象を与えられることがメリットです。

    動画形式のアプローチなら、「私たちの会社は、社会や顧客に対してこのような価値を提供します」という約束を、映像で具体的に示せます。社員のリアルな声や働く姿を見せることで、誠実で一貫性のあるブランドイメージを構築できるでしょう。

    ターゲットとの信頼関係の構築

    動画を通じて感動や共感を呼び起こすストーリーを伝えることで、ターゲットの信頼を獲得し、エモーショナルな関係を構築できます。

    社内の想いや活動の背景をオープンに伝え、顧客や求職者との心理的な距離を縮められるでしょう。特に社員が自社のブランドについて語る姿は、何よりの信頼の証となるはずです。

    競合他社との差別化

    競合他社との差別化も、ブランディング動画を制作する目的のひとつです。

    市場に似たような商品やサービスがあふれるなかで、「どの企業を選ぶか」は、顧客や求職者の感情や価値観に強く影響されます。独自のメッセージや価値観を伝えることは、市場での競争力の確保やポジションの確立につながります

    社会的価値の提示と共感の醸成

    動画により製品やサービスを宣伝するだけでなく、自社が目指す世界や社会にもたらすベネフィットを、共感や感動を生む形で伝えることが重要です。

    企業の存在意義や、事業を通じてどのような社会課題を解決しようとしているのか、そのビジョンをストーリーとして描くことで、視聴者は企業の姿勢に共感し、深いレベルでの信頼を寄せます。

    企業の利益追求だけでなく、より良い未来を創造しようとする姿勢を示すことが、現代の消費者や求職者の心を掴み、強力なファンを育むことにつながります。

    ブランディング動画の種類

    一口にブランディング動画といっても、種類はさまざまです。ここでは、代表的な3つの種類を紹介します。

    • インナーブランディング動画
    • 企業ブランディング動画
    • 広告・プロモーション動画

    インナーブランディング動画

    企業の理念やビジョン、中期経営計画などを社員に浸透させるための動画です。全社総会で放映されたり、研修資料として活用されたりします。

    社員の「自分ごと化」を促し、組織全体のベクトルを合わせる、ブランディングの根幹をなす動画です。企業文化の醸成や従業員のモチベーション向上、社内コミュニケーションの活性化につながるでしょう。

    企業ブランディング動画

    インナーブランディングで固まった企業の価値観や社風を、主に求職者や顧客に向けて発信する動画です。

    社員インタビューや働く風景を通して、リアルな企業の姿を伝え、共感を醸成します。企業に対する信頼感や親近感を、求職者や顧客はより抱きやすくなるでしょう。主に、採用サイトや会社説明会などで活用できます。

    広告・プロモーション動画

    製品やサービスの認知度向上、販売促進などを目的とした動画です。

    ブランドの世界観を短い時間で伝え、視聴者の興味を喚起できるのが特徴です。テレビやインターネットを活用すれば、幅広いターゲットにリーチできるのもメリットです。SNS広告やWeb-CM、展示会などで広く活用されています。

    ブランディング動画のメリット

    以下では、企業が動画を活用することで得られる具体的なメリットを解説します。

    1. 情報量が多く、感情に訴えかけられる
    2. 社内外に信頼感や共感を醸成できる
    3. SNSでの拡散効果を狙える
    4. 検索エンジン最適化(SEO)効果がある
    5. 顧客との接点を強化できる

    1. 情報量が多く、感情に訴えかけられる

    動画は情報量が多いため、効果的に感情に訴えかけることが可能です。映像や音声、ナレーション、音楽など、複数の要素が組み合わさることで、テキストの数千倍ともいわれる情報量を短時間で伝えられます

    特に社員の表情や声のトーンは、理念や想いを感情的に伝えられる点がメリットです。文字や静止画では伝えにくいニュアンスや感動を効果的に表現でき、視聴者の心に深く残る力があります。

    2. 社内外に信頼感や共感を醸成できる

    社内外に信頼感や共感を醸成できることもメリットです。社員が自社のビジョンを語り、生き生きと働く姿は、社内に誇りを、社外に信頼をもたらすでしょう。ブランドの「人となり」が伝わることで、顧客や求職者の共感を呼び起こせます。

    3. SNSでの拡散効果を狙える

    動画形式のコンテンツは、SNSでの拡散効果を狙いやすいことも特徴です。特に共感を呼ぶストーリーや心に残るメッセージは、SNS上でシェアされやすい傾向があります。社員自らが自社の動画を広めてくれることもあり、内側からの発信による大きな拡散力が期待できるでしょう。

    4. 検索エンジン最適化(SEO)効果がある

    動画形式のコンテンツは、検索エンジン最適化(SEO)においても効果的です。近年の検索エンジンのアルゴリズムアップデートにより、テキストだけでなく動画コンテンツも上位表示されるようになりました。

    YouTubeなどのプラットフォームを活用すれば、Googleの検索結果にも表示されやすくなります。また、ウェブサイトに動画を埋め込めば、サイトの滞在時間を延ばす効果も期待できるでしょう。

    5. 顧客との接点を強化できる

    ブランディング動画は、顧客との接点を強化したい場合にも有効です。顧客に対して企業の姿勢や価値観を伝えることで、信頼関係を構築しやすくなります

    例えば、製品の製造過程や企業の取り組みを透明性高く紹介する動画は、顧客に安心感を与え、信頼を深められるでしょう。

    ブランディング動画のデメリット

    ブランディング動画には多くのメリットがある一方で、注意点やリスクもあります。以下のデメリットを事前に理解しておきましょう。

    1. 制作プロセスを誤るとメッセージが伝わらない
    2. 高い制作コストがかかる
    3. 参加する社員の協力を得られない可能性がある
    4. 制作期間が長期に及ぶ
    5. コンテンツの継続的な更新が必要になる
    6. ターゲットに響かないリスクがある

    1. 制作プロセスを誤るとメッセージが伝わらない

    動画コンテンツは、制作プロセスを誤るとメッセージが伝わりにくくなる場合があります

    背景説明が不足していたり、経営層だけで決めたメッセージをトップダウンで配信してしまったりすると、社員が「自分ごと化」できません。結果、動画で語られる言葉が空虚に響き、顧客や求職者にも想いが伝わらなくなります。

    効果的な動画を制作するには、現場の視点を反映させたメッセージを策定することが重要です。社員の声を取り入れたワークショップやアンケートを通じて、共感を得られる言葉を軸に制作を進めましょう。

    2. 高い制作コストがかかる

    動画形式のコンテンツは、企画や撮影、編集、音源調達などプロセスが多岐に渡るため、費用が高額になりやすい傾向にあります。特にクオリティを重視し外部の専門会社に依頼する場合は、数百万円規模のコストがかかることも珍しくありません。

    成果を出せる動画を作れなければ、費用を回収できないリスクもあります。専門会社へ依頼する際は、費用対効果も踏まえたうえで依頼先を検討することが大切です。

    3. 参加する社員の協力を得られない可能性がある

    「忙しい」「恥ずかしい」といった理由で、出演や協力に消極的な社員が出てくるケースもあります。無理に参加させても自然な演出は難しいため、リアルな声や想いを引き出せません。

    こういった事態を避けるには、動画制作の意義や期待される成果を丁寧に説明し、社員の納得感を高めることが大切です。出演以外にもアイデア提供やナレーション協力など、多様な関わり方を用意することで参加意欲を高めましょう。

    4. 制作期間が長期に及ぶ

    企画から完成までに時間がかかる点もデメリットのひとつです。アイデアの企画、シナリオの作成、キャスティング、撮影、編集など、関係者の意見調整や撮影スケジュールの確保に時間を要することが多いでしょう。

    場合によっては数か月単位での進行になるケースもあるため、余裕を持ったスケジュールでの計画が大切です。

    5. コンテンツの継続的な更新が必要になる

    市場の変化やトレンドに対応するには、ブランドの見直しに合わせて動画も更新する必要があります。一度作成した動画が長期間使用できるとは限らないため、定期的な見直しやリニューアルを前提とした運用での設計を進めましょう。

    6. ターゲットに響かないリスクがある

    制作側の想いが強くても、ターゲットの感性や価値観に合わず、意図がうまく伝わらない場合があります

    自社の伝えたいことを含めることは大切ですが、視聴者が知りたいことに焦点を当てた設計も必要です。動画を制作する前に、ペルソナ設計と事前のヒアリングを徹底しましょう。

    ブランディング動画の活用シーン

    ブランディング動画の代表的な活用シーンを紹介します。以下の4つのジャンルを軸に、それぞれ具体例を見てみましょう。

    • 社内コミュニケーション・教育
    • リアルイベント
    • マーケティング・広告
    • IR活動

    社内コミュニケーション・教育

    社員の理解や共感、行動変容を促すために、社内向けのブランディング動画は有効です。理念浸透や方向性の共有など、インナーブランディングの基盤を支える役割を果たします。

    具体的には、以下のような活用シーンがあります。

    • 全社総会(期初会議)
    • 新人研修

    全社総会(期初会議)

    企業のビジョンやミッションを従業員に伝えます。全社総会(期初会議)で活用すれば、社内の意識を統一し、モチベーションを高められるでしょう。

    新人研修

    新人研修やトレーニングでも動画の活用は効果的です。動画を通して、新入社員が企業文化や業務内容を迅速に理解できるようになります。教育を効率化できるだけでなく、企業の成長を支える人材育成にもつながります。

    リアルイベント

    オフラインでの接点を強化できるリアルイベントの開催時にも、ブランディング動画は効果を発揮します。短時間で自社の魅力や強みを伝え、印象づけることができます。

    具体的には、以下のような活用シーンがあります。

    • 会社説明会
    • 展示会・セミナー

    会社説明会

    求職者に企業のビジョンやミッション、社内の雰囲気を伝えるための動画は、企業に対する信頼感や共感を生むのに効果が見込めます。企業に合った人材を惹きつける効果が期待できるでしょう。

    展示会・セミナー

    展示会やセミナーなどのイベントで、ブランディング動画を活用することも効果的です。企業の製品やサービス、ビジョンを紹介する際に、動画を用いることで参加者の関心を引きつけられるでしょう。

    また、その様子をSNSやウェブサイトで共有すれば、参加できなかった層にもメッセージを届けられます。

    マーケティング・広告

    顧客との接点づくりや、認知拡大を目的としたマーケティングにおいてもブランディング動画を活用できます。具体的には、以下のような活用シーンがあります。

    • 自社サイト
    • SNS
    • オンライン広告
    • テレビCM

    自社サイト

    製品やサービスの説明動画を自社サイトに掲載することで、訪問者がより深く理解しやすくなります。動画を用いることでサイトの滞在時間が延び、エンゲージメント率の向上も期待できます。自社サイトで動画を活用することは、現代のデジタルマーケティングにおいて欠かせない戦術です。

    SNS

    短くインパクトのあるショート動画は、SNSで企業のブランドメッセージを広めるために効果的です。特に、インスタグラムやFacebook、Xなどでは、視覚的なコンテンツがSNSのユーザーに強く訴求します。

    オンライン広告

    SNSやYouTubeなどのプラットフォームでは、短い動画広告がターゲットの目に留まりやすくなっています。クリック率や視聴率を向上できれば、ブランドの認知を急速に広げられるでしょう。特に新製品や新サービスのプロモーションに向いています。

    テレビCM

    テレビCMは依然として影響力があり、特に幅広い年齢層や地域をターゲットにしたい場合に効果的です。ブランドのメッセージや価値を短時間で強く印象づけるために、ストーリー性のある動画を作ることがポイントです。

    IR活動

    投資家向けの説明会や決算発表では、企業の業績や未来の展望を視覚的に伝えるために動画が活用されます。投資家が企業の戦略や価値をより具体的に理解しやすくなり、投資意欲を高める効果が期待できます。

    ブランディング動画制作の費用相場

    制作費用は、依頼先や制作方法によって大きく変動します。一般的には、以下の項目で費用が発生します。

    項目内容
    人件費撮影スタッフや出演者、ディレクター、編集者など
    企画・構成費構成案の作成、台本の作成、スケジュール管理、絵コンテ作成など
    諸経費撮影機材費、スタジオ使用料、美術制作費、ロケ地手配、交通費・宿泊費等など


    外部へ依頼する範囲や求めるクオリティによって、トータルの費用は大きく変動します。10万円程度で依頼できるケースもあれば、数百万円以上になることも珍しくありません。

    費用を抑えたい場合、「撮影は自社で行い、編集のみを外部へ依頼する」といった対応も可能です。ただし、成果を重視するなら、企画や戦略設計の段階から専門会社へ依頼することがおすすめです。

    成果を出すための制作ポイント

    続いて、ブランディング動画の制作・活用を成功させるポイントを、進め方に沿って見てみましょう。「設計→制作→浸透→改善」の各フェーズを丁寧に進めることがポイントです。

    • 【策定】社員・顧客・社会の視点でブランドメッセージを練り上げる
    • 【制作】一貫したメッセージを「視覚化」し、心に残す
    • 【浸透】制作プロセスに社員を巻き込み「自分ごと化」を促進する
    • 【分析】定期的なパフォーマンスの評価と改善

    【策定】社員・顧客・社会の視点でブランドメッセージを練り上げる

    動画制作の成功は、その核となるメッセージの策定にかかっています。トップダウンで決めるのではなく、以下の3つの要素を統合することが重要です。

    1. 社員の視点(現場の声、課題感)
    2. 顧客の視点(インタビューでわかる期待や価値)
    3. 社会の視点(企業の社会的役割)

    社内ワークショップや顧客インタビューを通じて、全社が「自分ごと」として共感できる、血の通ったメッセージを作り上げましょう。

    【制作】一貫したメッセージを「視覚化」し、心に残す

    策定したメッセージを動画の軸として、伝わる形に落とし込むのが制作工程です。抽象的な言葉を、視聴者が共感できる具体的なストーリーや映像に“翻訳”していく作業が欠かせません。大切なのは、メッセージと映像に一貫性を持たせることです。

    例えば「挑戦」というメッセージを、社員が困難を乗り越えるドキュメンタリー形式で描くなど、想いを視覚化することがポイントです。

    【浸透】制作プロセスに社員を巻き込み「自分ごと化」を促進する

    浸透のフェーズでは、社員を被写体ではなく、動画制作の当事者として巻き込みましょう。急に出演を依頼するのではなく、企画段階から巻き込むことがポイントです。

    • 企画段階における意見やアイデア出し
    • アンケートやインタビュー
    • 撮影への出演やナレーション協力など

    上記のようなフェーズで社員の参加を募ることで、動画への愛着とメッセージへの理解を深められるでしょう。完成した動画のお披露目会などを実施すれば、プロジェクト自体がインナーブランディング活動としての役割を果たします。

    【分析】定期的なパフォーマンスの評価と改善

    ブランディング動画の効果を最大化するには、公開後の効果測定と検証、改善が欠かせません。以下の指標をもとに、定量・定性の両面から評価しましょう。

    指標ポイント
    視聴回数動画のリーチ数を把握する基本指標。
    視聴完了率動画の魅力度や尺の適正を測る際のヒントとして活用。
    エンゲージメント率「いいね」「シェア」「コメント」など視聴者の反応を測定。
    クリック率(CTR)次の行動(サイト訪問など)への誘導効果を測定。
    定性的なデータアンケートやコメントから、ブランド認知や印象の変化を把握。

    上記の結果を踏まえて改善を重ねることで、より効果的なブランディングが可能となるでしょう。

    企業の成功事例

    企業のブランディング動画活用の成功事例を紹介します。

    • 株式会社中西製作所|YouTube・イベント動画
    • 株式会社NTTデータCCS|採用動画
    • 福島コンピューターシステム株式会社|採用CM動画
    • 株式会社オカムラ|インナーブランディング動画
    • トピー実業株式会社|コンセプト動画
    • 株式会社 日立産業制御ソリューションズ|WEB・CM動画

    株式会社中西製作所|未来ビジョンを伝えるコンセプト動画

    厨房業界のリーディングカンパニーである株式会社中西製作所の事例です。同社では「いただきますの未来をつくる」というコーポレートスローガンを掲げ、食文化の未来を表現するコンセプト動画「未来のAI食堂ムービー」を制作しました。

    本動画は、自動化・省人化による人手不足の解消と、AI技術による個人の健康に合わせた食事提供、そして未来においても変わらない「食を通じた温かいコミュニケーション」が共存する未来の食堂を描いています。

    特筆すべきは、動画のテーマである「最新技術との共存」を表現するため、制作自体にも最先端の生成AI技術を用いている点です。これらの工夫により、同社が目指す世界や社会にもたらすベネフィットを、共感や感動を生む形で伝えています。

    本動画は2025年大阪・関西万博のパビリオン内でも放映され、企業の未来志向な姿勢と社会への貢献(ベネフィット)を広く伝えることに成功しています。映像は以下よりご覧ください。

    未来のAI食堂ムービー

    株式会社NTTデータCCS|採用動画

    株式会社NTTデータCCSでは「採用目標数を2倍に増やす」という目標を掲げていました。そこで動画制作にあたり、着目をしたのは、学生が抱きがちな「明確な夢や目標が定まっていない」という不安です。「海底から、宇宙まで。行き先はまだ決めなくていい。」というメッセージを発信しました。

    動画の制作にあたっては、若手からベテランまで多くの社員が出演しました。リアルな職場の雰囲気を伝えることで、メッセージの信憑性を高めることに成功しています。さらに、明るい色彩と柔らかな音楽を取り入れることで、学生が安心できる世界観を演出しました。
    動画を公表した結果、エントリー数は3倍、採用者数も2倍以上を達成しました。社員の「自分ごと化」されたメッセージが、求職者の心を動かした事例です。

    福島コンピューターシステム株式会社|採用CM動画

    福島コンピューターシステム株式会社では、ミッションやビジョンの体現にあたって、人材の採用にも力を入れていました。そこで、TVCMの制作を決定しました。

    注力をしたのは、視聴者とのタッチポイントで「耳で注意を引きつけること」です。15秒で企業の想いに共感してもらえる構成を作成しました。「もう一度、観たい」「歌詞の内容を知りたい」と思ってもらえるような工夫が凝らされているのが特徴です。

    リリース時には音楽系のウェブメディアにも取り上げられ、ネット上でも大きな反響がありました。「めちゃくちゃかっこいい」「地方だけでなく東京でも放送してほしい」といった声が多数寄せられ、予想を上回る反響を得ています。

    株式会社オカムラ|インナーブランディング動画

    株式会社オカムラでは、ブランディングのプロジェクトにおいて、物流事業部の認知度向上を目指していました。「視点を変えろ 解決を超えろ」というブランディングメッセージを策定し、このメッセージを内外に浸透させるためのブランディング動画を制作しました。

    制作においては、現場で働く社員が主役となっています。顧客との対話や課題解決の様子をリアルに描写しました。また、グレーの背景が鮮やかな色彩に変わる演出も特徴です。これにより、ブランドがもたらす変化や解決を視覚的に表現しました。
    社内発表会では拍手が起こり、社員の士気が向上しました。また、インナーブランディングに留まらず、展示会や商談などアウター向けのあらゆる場面でも活用されています。

    トピー実業株式会社|コンセプト動画

    トピー実業株式会社では、アルミホイール特設サイトのリニューアルにあたり、「変化」をキーワードとした新たなブランド発信が求められていました。中期経営計画に基づくデジタル施策強化の一環として、弊社が提案したのはアニメーションによるブランディング動画です。

    従来のリアル志向の表現から一転し、「CHANGE IS Fun!(変化は楽しい!)」というコンセプトのもと、ホイールの魅力を抽象的に表現しました。浮遊感のあるアニメーションを通して、変化することの楽しさを感じさせる構成としました。あえて写実的な映像にせず、見る人の想像を喚起するスタイルが特徴です。

    動画はサイトのトップで使用され、従来のコアユーザー層だけでなく、新たな層への訴求にもつながりました。特にアニメーションという「逆張り」の表現が社内外で高く評価され、社長からも「ブランドの新しい顔」として絶賛されたといいます。さらに、コンセプトロゴ「CHANGE IS Fun!」は動画と連動して名刺やプレゼン資料にも展開され、グループ全体のメッセージとして浸透しました。サイトリニューアルを超えて、ブランド価値を再定義する取り組みへと発展しました。

    株式会社 日立産業制御ソリューションズ|WEB・CM動画

    株式会社 日立産業制御ソリューションズは、安否確認サービス「安否の番人」の認知が十分ではないという課題を抱えていました。

    そこで実施をしたのが、リスティング広告の強化と、サービスの内容をより詳しく伝えるランディングページ(LP)の制作です。さらに、15秒のCM動画を制作し、交通広告での出稿も行いました

    こうした取り組みの結果、広告出稿直後には「安否の番人」の指名検索数が2倍に増加しました。商材の広告・宣伝活動の重要性が社内全体にも広く浸透し、意識の向上にもつながった事例です。

    まとめ

    ブランディング動画の成否は、美しい映像や派手な演出で決まるのではありません。核心にあるのは、社員一人ひとりが「自分ごと」として共感できる、生きたブランドメッセージです。

    成功への道筋は、以下の3つのポイントに集約されます。

    1. 社員を巻き込んだ、現場に寄り添うメッセージ策定
    2. 社員が主役となり、想いを伝える動画制作プロセス
    3. 社内から社外へ、一貫したメッセージの継続的な発信

    会社の内側から生まれた熱量は、動画を通じて社内外に伝播し、顧客や求職者、社会からの共感と信頼を育みます。本記事を参考に、企業の未来を形づくるブランディング動画制作に、ぜひ取り組んでみてください。

    また、自社にノウハウがない場合は、外部の専門家からアドバイスを受けることもおすすめです。

    株式会社大伸社コミュニケーションデザインでは、以下を通じてクライアントのビジネスを支援しています。

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    • クリエイティブなチーム
    • 先進的なVR・AR技術の活用
    • インナーブランディングの実施・推進

    上記の強みを活かし、企業のブランド価値を高めるための効果的な戦略を展開しています。ぜひ、以下より詳細をご覧ください。

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