採用CM制作「創る未来は、想像以上　FCS！」

福島県郡山市を拠点に、各種システムの開発・設計やネットワーク運営サポート業務を行う福島コンピューターシステム株式会社様（以後、FCS様）。「福島創生」と「第4次産業革命」そして「Postコロナ」の新しい時代に、持続可能な未来へ向き合う人や企業をICTの力で支援されています。前回ご紹介した、ワークショップ設計・ブランディングツール制作に引き続き、CMの企画制作を担当しました。

企業ブランドの構築において定めたミッション、ビジョンの体現にあたり、共に働く人材の採用は取り組むべき重要課題でした。FCS様が地元で就職活動をされている方に向けての採用活動を強化する中で、まずは多くの学生に興味を持ってもらいたいという思いがあったのです。そこで、より多くの方にFCSを知っていただくため、地方CMを基軸としたメディアプランを提案しました。

制作にあたっての課題は、15秒という短い尺の中、いかにして福島の就活生とその家族に会社を認知してもらい、FCSに「興味がある」という状態を作り出すことでした。そのため、給与や業務内容などの条件面ではなく、会社の成し遂げたいビジョンやその事業を行う想いを打ち出す「共感採用」の考えをもとに、CMとブランディングムービーそれぞれの役割を「TVCMでの認知→興味を醸成→HPへ誘導→ブランディングムービーでの事業内容理解促進（事例part1で紹介）」と明確にし、相互に作用することで、より良い採用につながる流れを設定しました。

TVCMと視聴者のタッチポイントの検討では、リビングのながら見を前提とし、まずは耳で注意を引きつけることに注力しました。作曲・演奏は、耳馴染みのない音を奏でるタブラという楽器を高速で操るU-zhaan(ユザーン)さん、そして15秒でFCSの想いを視聴者に共感していただくため、シンガーのxiangyu（シャンユー）さんに作詞とラップを担当していただきました。また、先進性とセンス、インパクトを感じさせるために、シンプルな背景からCGで作られたカラフルな歌詞の文字がテンポ良く流れる演出を行い、未知の可能性に溢れる企業を表現。さらに、理解できるか否かという絶妙なスピード感で交差する音楽、歌詞、ビジュアルが、視聴者の興味を掻き立て、「もう一度、観たい」「歌詞の内容を知りたい」と思ってもらえるよう仕上げています。

企画提案段階から、ご担当者様より「地方企業のCMでラップは観たことがない。印象に残りそう」「意外な組み合わせで話題性が期待できそう」といったお言葉をいただきました。CM公開時は、音楽ウェブメディアでも取り上げられ、ネット上でも「めちゃくちゃかっこいい」「地方だけでなく東京でも放送してほしい」との声が多数上がっています。ご担当者様からも、「予想を上回る反響が、まさに『創る未来は、想像以上』を表してくれた」とご評価いただきました。


採用CM「創る未来は、想像以上　FCS！CM」：
https://youtu.be/XIAkCLM_BGc