カタログ制作「研究施設総合カタログ / 教育施設総合カタログ」

「創造の、共創へ。」をスローガンに掲げ、ラボ環境の構築からモノづくりの現場まで、あらゆる価値創造活動を支える株式会社ダルトン様。研究開発・教育に最適な環境を提供する「施設機器事業部」、食品・医薬品・化粧品などの粉体加工に必要なプロセス全般を支援する「粉体機械事業部」、そして創薬や製薬現場において欠かせないクリーン機器や、半導体の開発から量産機まで幅広い装置を提供する「CS（クリーン・システム）機器事業部」の3つの柱を起点とし、80年以上の歴史と信頼に基づくソリューションを展開されています。弊社では、分野別の総合カタログ全4種を制作させていただきました。

今回の記事ではその中の2種に当たる、研究施設分野と教育施設分野の分野別総合カタログに関してご紹介します。それぞれの課題に対する役割を見つめ直し、目的を再設定することの重要性を感じた事例となりました。

研究施設総合カタログ

営業現場の声を基点に刷新。
ユーザー視点のデザインで「より伝わる」カタログへ。

― 背景 ―
ラボラトリーを単なる作業場ではなく知的創造空間と捉え、研究活動を活性化するためのラボ構築を提案する研究施設事業部。理想のラボ環境をお客様と共創するため、幅広い製品とソリューションを展開されています。弊社では、10年以上前からカタログ制作をご支援させていただいており、今回の改版では、ユーザーである研究者により伝わりやすい表現と、現場でカタログを使用する営業ご担当者様の使いやすさを追求。総合カタログのあり方そのものから再構築しました。

― 制作 ―
ユーザーに伝えやすく、そして伝わりやすいカタログを目指すために、営業担当者様を中心としたワークショップをダルトン様主体で当社ワークショップルームにて実施。「なぜ、カタログが必要なのか？」の掘り下げから「いつ、どこで使われているか？」のリアルな使用状況を把握、さらに「誰のために、どんな情報を、どのように使うのか？」と、現場のニーズを整理していきました。そこから抽出した「企業独自の強みのPR強化」「検索性の強化／情報量の最適化」「事例表現の見直し」「コストイメージの掲載」を大きな改定ポイントとして制作しました。

― 成果 ―
コロナ禍による制作一時休止もあり、約2年間にわたるプロジェクトとなりましたが、デザイナー・プランナー・ライター・撮影・CGと多くのメンバーが参画。ダルトン様と共に連携しながら、500ページ超えの大型カタログ全面刷新を完遂することができました。「今回は全面的な刷新だったため、使い手の方々の感想が気になっていましたが、現場ニーズを踏まえた仕上がりで、スムーズに導入できました」というお言葉をいただいています。


オンラインカタログ
https://my.ebook5.net/dalton/research/

教育施設総合カタログ

教育現場への知見と技術のフィードバックが、
「ブランドの認知」と「引き合いの獲得」を実現。

― 背景 ―
ラボラトリーのリーディングブランドによる卓越した技術と知見は、教育施設の環境づくりにも活かされています。学生に最適な「学びの場」を提供するため、最先端の研究現場で培ったノウハウを活かし、教育分野に注視。学びの探求を通して自ら発見・成長・挑戦する素養を身につけ、日々成長し続ける礎を築いてもらいたい、という強い想いを持って取り組まれています。弊社では、研究施設分野での制作実績を活かし、教育施設分野でのブランド構築に向けた総合カタログ制作をさせていただきました。

― 制作 ―
コンセプトを改定するために実施した、全国の営業担当者様に向けたヒアリングでは、「設計会社に積極的に置いて頂けるようなカタログにしたい」「教育分野でのブランド認知を更に向上させたい」という現場視点でのご意見を抽出。それらをもとに、今回のゴールを「一人歩きしたカタログでの、引き合い獲得」と定め、ラボメーカーとして貢献してきた価値を、学校教育の現場にフィードバックする「学びラボ」というコンセプトを軸に制作を進めました。

― 成果 ―
「製品情報の近くに事例写真があることで、営業担当者が説明しやすくなった」「カタログが一人歩きしても、実際の納入イメージが掴みやすくなった」というお言葉をいただきました。今回のリニューアルで、問い合わせ・引き合いを獲得し、見事受注につなげられた、とのご連絡もいただいています。このように「一人歩きしたカタログでの、引き合い獲得」のゴールを、ダルトン様と共に叶えることができました。


オンラインカタログ
https://my.ebook5.net/dalton/education/