Works

企業向けソフトウェアおよびクラウドサービスを提供するウイングアーク1st株式会社様。これまでの紙媒体のアニュアルレポートとは異なる新たなコミュニケーション手段として統合報告ポータルの作成を行いたいというお話をいただき、弊社で制作を担当させていただきました。

01背景

Webでの統合報告書を実施するにあたり、ウイングアーク1st様には「業績などの数字をタイムリーに更新したい」「Webファーストに取り組みたい」という強い思いがありました。そんな思いを受け、弊社ではWebならではの機能性を活かしつつも、本来、紙媒体が持つユーザビリティの良さは継承することを意識。また機関投資家や株主だけではなく、あらゆるステークホルダーが情報にアクセスしやすく、ウイングアーク1st様の魅力が効果的に伝わる動線設計とサイト構築を目指しました。

02コンセプト

ご提案の際には、すでにWeb統合報告を立ち上げている他社分析を実施。多くのサイトが「ただ情報を掲載しているだけで企業の魅力が感じられない」、「見た目だけのデザインを重視し、情報に辿り着きにくい」など、ユーザー視点でつくられていないことを再認識しました。
これらを踏まえ、弊社では「どんなステークホルダーもわかりやすいサイト設計」をコンセプトに、統合報告書という膨大な情報量の中にあっても、ターゲットの求めるコンテンツにアクセスでき、また企業の強みや特徴を魅力的に伝えるWeb統合報告をご提案しました。

03制作上のポイント

一つ目のポイントは「更新性」。一般的に紙の統合報告書では1年に一度しか数字の更新を行うことができません。しかしサイト内にCMSを入れることで数字の更新を社内で行うことが可能となり、常に最新の情報を提供できるようになりました。
二つ目のポイントは「読みやすさ」。膨大な情報が溢れる統合報告では、ユーザーが求める情報へのアクセスのしやすさがカギとなります。そこで、今回あえてファーストビューには目を引くビジュアルを用いず、コンテンツ内容が一目でわかる構成に。スマホでの閲覧も考慮し、PC版ではページ左部をスクロールしないデザインとすることで、スマホ・PCのどちらでもストレスなく閲覧ができるデザインとなっています。

三つ目のポイントは「インタビューコンテンツ」。CEOのインタビューに加え、新たにCFO・社員インタビュー記事を提案。CEO・CFOインタビューでは、経営や財務に関する数字だけでなく、その想いや熱意を紙面でも伝えるために“生の言葉”を引き出すよう工夫。また社員インタビューでは、日々の業務を“リアルに描き出す”ことで、ウイングアーク1st様がどのような会社であるのかをより身近に感じていただけるコンテンツとして制作しました。

04まとめ

Webでの統合報告事例が少ない中で、今までの紙媒体の良さとWebならではの機能を活かした、ユーザー視点の全く新しい統合報告ポータルを実現。グラフや図のデザインの細かい調整や、シンプルでわかりやすいデザインで、当初の目標であった「あらゆるステークホルダーが情報にアクセスしやすく、ウイングアーク様の魅力が効果的に伝わる動線設計とサイト構築」を達成することができました。

05ご担当者様からのコメント

今回の統合報告でも無理難題や多くの修正等にご協力いただき大変感謝しております。
今までのアニュアルレポートからWebへと初の試みという事もありましたが、Webデザインはもちろん、インタビューや撮影などのコンテンツ制作も含め大変助かりました。
お客様はもちろん、社外取締役・監査役の方からも大変分かり易いと好評でした。

担当範囲

提案/企画‧設計/デザイン‧実装

制作範囲

統合報告サイト

プロジェクト実施期間

2022年1月~2022年6月

Project

実績

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