MA(マーケティングオートメーション/Marketing Automation)とは、見込み顧客の獲得や育成を行い、営業へ引き渡すまでのマーケティング施策を管理し、自動化するツールや概念を指します。
1.集客(SEO、広告、展示会など) → 2.認知(コンテンツ、メール配信) → 3.理解・共感(情報ニーズやスコアに応じたステップメール配信、ホワイトペーパーの提供) → 4.見込み客・商談機会の獲得 → 5.成約 といった流れの中で、MAでは主に2~4までを自動化し効率的に成果をあげることを目指します。
MAにおけるゴール(目標)、そのために必要なシナリオの策定やコンテンツの準備を行います。並行して目的に応じたMAツールを選定し、導入のための設定やWebサイトへのトラッキングコードの埋め込みなどを行います。
海外製では、MarketoやSalesforce Pardot、Oracle Marketing Cloud、Hubspotなどのツールがあり、国産では、List Finder、SATORI、シャノンマーケティング、b→dash、ネクプロなど数多くのツールが存在します。
List Finderなどのメールマーケティングを基本とした手軽なツールから、ネクプロなどのオンラインセミナーとの親和性の高いツールや、MarketoやHubspotなどの広告管理やコンテンツ配信、メール配信、解析など一貫して行える多機能なツールまで、企業のマーケティング活動や施策に応じた様々な特徴を持ったツールがあります。
施策にかけた費用(コスト)に対して、それによってどれだけの効果(成果)が得られたかを図ることが重要です。MAでは見込み顧客をどれだけ創出できたかを図るMQL(Marketing Qualified Lead)などが成果指標として用いられます。
コロナ禍において、今まではリアルで実施していた展示会やセミナーなどの集客をオンライン上で行う企業が増えています。今後は集客などの接点開発から、MAを活用した育成や商談までを一貫してオンライン上で設計、実施し、よりデジタルを活用する傾向が高まってくるでしょう。