ブランドとは、ロゴやマークの事だけではなく、企業自身や、その商品・サービスを他社と差別化するイメージやアイデンティティのこと。ブランディングとは、そういう差別化されたイメージやアイデンティティに繋がる全ての企業活動のこと。
自社や自社の商品・サービスのアイデンティティとは何か?について、自社の大切なお客さまやステークホルダーの方、また社員の方々が当社の価値と感じて頂いていることは何か?などから改めて問い直し、それをもとにブランドコンセプトの設計と、各種コミュニケーション戦略や活動施策の立案と実行を行います。
活動には、対外的なアウターブランディングと、社内向けのインナーブランディングがあります。アウターブランディングのみに目が行きがちですが、外向きに良い事を言いながら、社員が「らしくない」行為を行う事態を避ける意味と、社員が自社の価値を理解することで顧客目線の仕事に変えるという意味で、インナーブランディングも非常に重要視しています。
アウターブランディングの取組みにより、集客・販促・PR・採用といった局面における活動を、効率的かつ有利に進めることができます。インナーブランディングの取り組みは、自分たちの会社や仕事に誇りを持つことで、社員の向上心やモチベーションの向上につなげることができます。
企業・商品・サービスの強みの浸透、ブランディングの成功は、競合他社との価格競争に巻き込まれることを回避できます。また、ユーザーにポジティブな意識で選ばれる機会を創出します。 また、社員の一体感醸成にもつながります。
コストと人員の計画が必要です。対外的なアウターブランディング、社内活動としてのインナーブランディングとも、長期の継続的な取り組みになるので、個別の施策とのバランスや費用対効果も考慮しながら、人員配置と予算化の検討が必要となります。
大きくは、以下の進め方を取りますが、特に企業ブランディングでは、トップダウンで決定し、主要部門の幹部の方々の参画が望ましいです。
大切な顧客へのインタビュー調査(何を当社価値と感じておられるか?)と自社社員調査からギャップを把握 → 分析とワークショップから自社のコアバリュー再設計 → 顧客のジャーニーマップから、顧客の意思決定プロセスと自社との接点、その時の顧客の+/-の気持ちを把握し、改善策を立案 → ブランド施策にまとめる
参加者の方の納得感・腹落ち感が重要なため、顧客の本音が理解できる調査と、感情移入できるための顧客モデル(ペルソナ)とジャーニーマップを使うケースが多いです。
上記の進め方をワークショップスタイルで主要な関与者の方々に参加頂くケースが多いです。また、最近では、インタビューやワークショップをオンラインにてリモートで行うケースも増えてきています。
新規事業開発、新商品開発、マーケティング施策、セールスプロモーション、企業採用活動
プロジェクトチームは、案件の内容に応じてマーケティングプランナーやデザイナーで構成されます。上流の調査やコアバリューの開発というコンサルティングワークからブランドイメージの世界観のビジュアル開発まで、深いレベルでコンセプトを共有したメンバーが一貫して連携していますので、間断の無いブランディングのサポートを行うことができます。