プロジェクトとは全く新しいことに挑戦していくこと。そのため、進めていくに当たって課題やリスクはつきものです。課題とリスク、似ているものと思われますが、実は違うものだということを皆さんは知っていますか?

課題とリスクの違いとは

課題とは、すでに発生してしまっており、解決しなくてはならない問題のことを言います。プロジェクトを進める上で発生した課題は、対処策を考えて行動にうつす必要があります。
一方リスクとは、プロジェクトに影響を与える可能性があるけれど、まだ発生していないもののことです。未来についてのことなので、発生するかどうかも分かりません。そのためリスクは、発生する前に未然に防ぐこともできます。

プラスのリスクとマイナスのリスク

課題は問題のため、対処しなければいけないマイナスのことですが、リスクはマイナスだけではなく、実はプラスのリスクもあることをご存知でしょうか?
プロマネ用語では、マイナスのリスクを脅威のリスク、プラスのリスクを好機のリスクと呼びます。「リスクをとる」という言葉は、危険なことが起こるかもしれないけれど実行する、というような意味合いで使われますが、実は、良いことが起こるように実行する、ということにも使えるんですね!

リスク計画というと、悪いことが起こらないように未然に防ぐための計画、とイメージすることがあるかもしれませんが、好機のリスクの発生確率を上げて、良いことが発生するようにする、と計画もできるのです。

もしかしてあっちの道を通ると癒しのねこに会えるかもしれないから、ちょっと遠回りして帰ってみよう。新しい部署に配属になり、声をかけてもらいやすいように、自分から朝大きな声で挨拶をして出社してみる。日々の生活にも取り入れられるかもしれません。ちょっと楽しい気持ちになりませんか?

あなたのプロジェクトもうまくいくように、リスク計画を取り入れてみてはいかがでしょう。