プロジェクトマネージャーとしてステップアップしたいと考えている方にとって、PMP(Project Management Professional)資格は世界的に認知された資格の一つです。この資格を取得することで、プロジェクトマネジメントの知識とスキルを証明でき、キャリアの幅を広げることが期待されます。本記事では、PMP資格の概要、取得までのステップ、そして資格更新についてをご紹介します。
PMP資格とは?
MPは、アメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI: Project Management Institute)によって認定される資格で、プロジェクトマネジメントの知識やスキルを持つことを証明するものです。PMP資格は、プロジェクトマネジメントスキルの国際資格として世界中で認知されています。取得することで、プロジェクトマネージャーとしての資質が高まり、企業内外での評価が向上することが期待できます。
PMP資格の取得条件
PMP資格取得にはいくつかの条件があります。
条件1:学歴とプロジェクトマネジメントの経験
大学卒業またはそれに相当する資格保有者の場合
36ヶ月以上のプロジェクトマネジメント経験があること
高校卒業またはそれに相当する資格保有者の場合
60ヶ月以上のプロジェクトマネジメント経験があること
条件2:プロジェクトマネジメント教育
35時間以上の公式なプロジェクトマネジメントに関する教育を受講。
対面講座やオンライン講座など自分で選んで受講することも可能でした。
私は子育てと両立しての受験で、お迎え時間も考慮してオンラインでの受講を選択しました。
PMP試験
テストセンターでの試験は定期的に行われているので、上記受験条件をクリアし
自己学習も終えたタイミングで会場と日時を選ぶことが可能です。
私は35時間の公式講座に加えて75時間本や動画での自己学習と過去問題、予想問題を実施し
合計100時間は学習をして挑みました。
制限時間は230分。180問の選択問題がパソコンで出題されます。
このなかにはスコアに影響しない予備問題5問が含まれるため、実際に採点されるのは175問。
合格基準や合格率は公開されていませんが60~70%の正答率が必要といわれており、難易度が高い試験とされています。私は制限時間いっぱい使い、なんとか全問回答までで、見直す時間もなかったほどでした。息つく暇もなく試験終了とともに結果発表がされて、ビックリしたのを覚えています。(結果が英語で突然表示されて一瞬理解できずに茫然としていましたw)
ちなみに不合格の場合、1年以内に3回まで再受験可能です。
資格更新
PMP®は、資格保有者となった後も、継続的な教育および職務能力の育成のために、3年毎に資格更新手続きが必要となります。
この3年間の期間で最低でも60PDU(Professional Development Units)を取得し、その報告をする必要があります。
このPDU獲得も公式な認定教育機関での受講が必要で、1PDUは1時間に相当し、3年間で約60時間の継続的な学習が必要となります。
私も資格取得してからこの11月で3年が経つので、先日60PDUの獲得を終了し、無事に資格更新をすることができました。
まとめ
資格取得までの道のりや、資格更新条件もしっかりとしているので、取得も保有もたいへんな資格にはなりますが、PMPを取得していると自身のスキルアップにも、企業内外での評価にも貢献してくれる資格になります。