VRとコミュニケーションの未来

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こんにちは、企画制作の後藤です。VRを中心にリアルタイム・レンダリング、ゲームエンジンのビジネス分野での活用の可能性を探っています。昨年からVRが盛り上がりを見せてきましたね。今、VRと聞くと、ゲームやシミュレーターを思い浮かべる方が多いかと思いますが、VRはそれだけでなく、私たちの生活をより豊かにする大きな可能性を秘めています。

 

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そこで今回は、VRを中心に未来のコミュニケーションのお話をしたいと思います。DCDではVRの制作も行っていますので、詳しい話はまた後日させていただきます。

 


 なぜFacebookがVRを推進するのか


2014年、SNS最大手のFacebook社はVRベンチャーのOculus社を買収しました。それまでVRはゲームの文脈で語られることがほとんどだったので、当時は驚きや当惑の声が多くありました。その後の201610月、FacebookCEOであるマーク・ザッカーバーグは「Oculus Connect」というカンファレンスにて、開発中のVRシステムのデモを公開しました。このデモを見ればFacebookが描くビジョンを垣間見ることができます。

 

マーク・ザッカーバーグのFacebookより

 https://www.facebook.com/zuck/videos/10103154531425531/

 

このデモはVRを体験しているザッカーバーグの視点を配信したものです。男性と女性のアバターが登場していますが、実はこれはVRを用いたテレビ会議の様子です。彼らはザッカーバーグと離れた場所にいますが、彼らの動きや表情がコントローラーやセンサーを通して、アバターにリアルタイムに反映されています。テレビ電話の立体版のようなものですが、インタラクティブに空間内のものを操作することできるので、それよりもずっとたくさんのことができます。このデモから推測するに、FacebookVRが未来のコミュニケーションのプラットホームになると考えているようです。FacebookOculusを買収した理由が少し見えてきます。

 


 新しいコミュニケーションの形を探る企業


従来のデジタル上のコミュニケーションは、電話やメールなど、音声や文字の情報に頼ってきました。しかし新しいコミュニケーションの形の必要性を感じているのはFacebookだけではありません。あまり知られていない機能かもしれませんが、2015年、AppleApple WatchDigital Touchという機能を搭載しています。

 

 

指で描いたイラストや、心臓の鼓動を相手に送ることができる機能です。しかも描く過程や振動まで送ることができます。かなり実験的な機能ですが、Appleが感情に直結した非言語コミュニケーションの可能性を探っていることがわかります。この例はあまり実用的でないように思われるかもしれませんが、これとは別に広く使われているものがあります。それはLINEスタンプです。

 

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テキストでは伝えきれない感情を伝えるための表現が必要とされたからこそ、LINEスタンプはこんなにも浸透したのでしょう。スタンプを使えばテキストの手軽さを残しながら、微妙なニュアンスまで相手に伝えることができますよね!

 


VRとコミュニケーションの未来


VRの最大の魅力はその場にいる感覚(プレゼンス)です。離れた場所にいる他の人と、VRで同じ空間を共有したらどんな感覚がするでしょうか。それだけでなく、現実ではできないようなことまでできるようになります。現実には存在しない場所に行ったり、その場で物を生み出したりといったことです。ところで生体認証の一種で、人が歩く時の歩幅や姿勢、腕の振り方から個人を識別することができる歩容認証という技術があります。人の動きだけでも個人を識別できるくらい豊富な情報があるのです。トラッキングの技術がさらに進歩すれば、その膨大な情報を伝達、変換できるようになるでしょう。技術の進化は、人と人とのコミュケーションの形さえ作り変えてしまう可能性があります。今からは想像もつかないようなコミュニケーション方法が、未来では当たり前になっているかもしれませんね!

 

Topics: コラム, VR・AR・CG


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