限られた時間で最高のアウトプットを出す事を目指して

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こんにちは。DCDの上平です。

残業時間月60時間制限やプレミアムフライデーなど、政府による労働時間削減や働き方改革の施策の話題が、ほぼ毎日目に留まるようになりました。当社でも、社員のQOLを上げながら、生産性を上げ、お客さまの時間削減にも繋げる機会と捉えて、「限られた時間で最高のアウトプットを」を合言葉に、各部署で、ワークシェアや仕事の状況が一覧できるボードの設置等々、色々な取り組みを始めています。

 

そんな中、良い本に出合いましたので、ご紹介します。

 

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1時間の仕事を15分で終わらせる」(清水久三子著、かんき出版)

著者の清水さんは、コンサルティング会社でのご自身の経験から4倍速の仕事術を身に付けられたそうです。この本の中では、仕事が長引く5つのパターンを紐解かれています。(本の中では、長時間労働という「病気」にかかりやすいパターンと言われています。)

  • 振り回されタイプ(やらされ仕事で忙しい)
  • 熱中タイプ(忙しさを生きがいにしている)
  • 完璧主義タイプ(過剰品質が忙しさを引き起こしている)
  • 抱え込みタイプ(任せられない結果、忙しい)
  • バリバリタイプ(出来る人ほど忙しいと錯覚している)

その上で、具体的な解決の仕方を、

  • 仕事のインプット段階
  • プロセス段階
  • アウトプット段階 と、
  • 自身のコンディション(心身とも)

の4つの面で具体的かつ簡潔に紹介されています。(全部で40手法)

 

例えば、インプット段階では、まず、やらないでいい仕事でないかを見極める「劣後順位(優先順位の逆)」や、依頼者の言葉だけを鵜呑みにせず、課題は何かに立ち返って、やるべき仕事を絞り込む、などがありました。また、今期当社で採用した席のフリーアドレスも、整理整頓に繋がり、探す時間の短縮や集中しやすいなどメリットが多い事も紹介されていました。

 

因みに、そもそも、整理整頓の「整理」とは「捨てる」こと、「整頓」とは「収める=必要な時に瞬時に取り出せる」という意味だそうです。

 

全体を通じて、ファイル名の付け方で探しやすくなるなどの技から、アイディアやアウトプットを出す際の思考プロセス、最速で仕事を完結するために提案を採用してもらうための方法や、モチベーションが低い時でも仕事に入っていくためのアプローチの仕方まで、すぐ出来ることから本質的な事まで、非常に多岐にわたり紹介されています。

 

特に、ロジカルシンキングやフレームワークなどの各種思考プロセスは、分かり易い言葉でかつ簡潔に紹介されていて、当社メンバーにも振り返りの意味で、是非確認してほしいと思っています。

 

個人的には、以下の事は十分出来ていなかったので、試してみようと思います。

 

・自身の作業時間を「発散」「収束」「形にする」に意識して分けてみる(会議もこれで30分に)

・よく使う物はセット化(会議セット、プレゼンセット、出張セットなど)

・情報収集や資料作成などでも外部サービスを使う

 

社員にも、同じ書籍を何冊か配っていますので、誰か新しい取り組みをしたら、またブログで紹介してくれたらいいなと思っています。

 

Topics: DCD, 本の紹介


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