働き方について考えるきっかけになるTEDトーク2選

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こんにちは。デザイナーの阪本です。まだ5月だというのに日に日に暑くなってきますね。8月になったらどう過ごしていけばいいのか心配になってきますが、毎年そんなことを言いながらも乗り切っているので、きっと今年も乗り切れることでしょう。

 

さて、今回は「心理学」関連のTEDトークを2つご紹介します。どちらも仕事についての内容で、タイトルの通り働くことについて考えるきっかけになるのでは?ということでご紹介します。

 

「専門用語ばかりで理解できない…」「難しいグラフの説明ばかりで退屈…」なんてことにはならない、わかりやすくて楽しいトークなのでぜひご覧ください。

ダン・アリエリー「仕事のやりがいとは何か?」

何が私達に働くモチベーションを与えてくれるのか。世間一般の通念とは反対で、お金の事だけではないのです。また、喜びだけでもありません。どうやら、常に進歩する事と意義を感じるために、努力をする事がその理由のようです。行動経済学者のダン・アリエリーが、目からうろこの落ちるような2つの実験を例に、私達が仕事に対して感じている予想外で微妙な意義が何なのかを説明します。

(TED.comより引用 https://www.ted.com/talks/dan_ariely_what_makes_us_feel_good_about_our_work?language=ja

働き方改革が本格化し、多くの企業では残業規制や業務の効率化、生産性向上の為、さまざまな施策が講じられています。効率化の為の業務内容の見直しはもちろん大切ですが、私たち労働者の働く姿勢や意識も忘れてはいけませんよね。

このTEDトークでは人はどのような時にやりがいを感じるのか、実験を交えて説明してくれます。実験の方法も「レゴ」や「折り紙」など、日本人にとっても馴染みのあるものを使っているのですっと頭に入ってきます。

 

折り紙の実験の話で出てくる自分たちが作り出したものを見ると、「他者は自分と同じ物の見方をしない」ということを見落とすという言葉はぐさっときました。わかっているつもりでも確かに見落としてしまうことがあるので、気を付けたいです。

 

ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」

 

 

私たちは幸福になるために努力し成功しなければならないと思っていますが、逆だとしたらどうでしょう? このTEDxBloomingtonでの目まぐるしくも楽しい講演で心理学者のショーン・エイカーは、幸福は実際生産性や成功の可能性を押し上げるのだと言っています。

(TED.comより引用 https://www.ted.com/talks/shawn_achor_the_happy_secret_to_better_work?language=ja

この中でショーン・エイカーは、人は現状をポジティブにとらえることができる状態・幸福な状態であれば、脳はより働き、結果としてより成功するようになるのだと話しています。成功したから幸せになるのではなく、その逆なんです。

 

テンポよくユーモアたっぷりでくすっと笑えるシーンも多く、最後まで楽しく聞くことができます。最後の方では脳がよりポジティブになるよう訓練する方法について紹介していますよ。

必ずしもネガティブが悪いことだとは思いませんが、前向きな気持ちで仕事に取り組み、結果として成功に繋がったらこんなに嬉しいことはないですね。

 

ちなみに一つ目に紹介した「仕事のやりがいとは何か?」と比べて動画時間は短めですが、話がどんどん進んでいくため一時停止必至です。(個人の感想です)

  

まとめ

ご紹介したTEDトークにかかわらずですが、みなさん本当に話が上手です。聞いている人たちも、面白いと思えば声を出して笑って、トークの途中であっても拍手を送ってくれるのも素敵ですね。TEDは内容だけではなくプレゼンテーションの仕方についてもとても勉強になりますよ。

 

今回は心理学にまつわるトークを紹介しましたが、他にもさまざまな分野のトークが公開されていますので、ぜひお気に入りを探してみてください。

 

(TED:https://www.ted.com

 

Topics: コラム


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