【月に100時間 Adobe 社製ソフトを使う男が解説する】インデザインデータが上手く開けない理由

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DTP オペレーターの佐藤です。先日、普段「InDesign」を使わない後輩がこんなことを言っていました。

 カタログ担当をされているお客様からよく「InDesign は、変なアラートばかり出ることや、そもそも開けないことが多い」と相談を受けると。しかも、この相談を受けたのは一度や二度ではないそうです。

そこで今回は、実際に後輩がお客様からお問い合わせを受けた「InDesign に関するお悩み」についてお答えしたいと思います!

 


お悩みその1


InDesign で作成されたデータ(.indd)を Illustrator で開こうとしたのですが、上手く起動しませんでした。

 

A.

作成されたアプリケーションがそもそも違うので、直接編集することはできません。どうしても、という事であれば一度、InDesign から PDF を作成し、そのデータを Illustrator で編集し直すようにしてください。ただ、文字化けを起こしたり様々な不具合があったりと、リスクが伴いますのでお気をつけください。

 

 


お悩みその2


InDesign で開こうとしたのに、上手く起動しませんでした。

 

in_bad1.png

 

A.

上手く起動しない原因として、アプリケーションのバージョンに問題があることが予想されます。Adobe のソフトは、CS4、CS5、CS6、CC など、様々なバージョンがあります。CS4 で制作したデータはもちろん CS4 で開くことができますが、CS5 で制作したデータは CS4 で開くことができません。つまり、制作時に使用したソフトと同じか、それより新しいバージョンで開く必要があります。その場合は制作者にお願いして、バージョンを下げたデータをもらうようにしてください。

 


お悩みその3


「現在利用していないフォントを使用しています」というアラートが出ます。

 

in_bad2.png

 

A.

使用されている PC にインストールされていないフォントを使用しているためアラートがでます。欧文フォントであれば、受け渡しが許可されているので制作者にお願いしてフォントをもらうようにしてください。しかし、和文フォントは受け渡しが禁止されているため、フォントを購入するか別の似たようなフォントで代用されるのが良いと思います。

 

以上、カタログ担当者の方からよく尋ねられる「InDesign に関するお悩み」にお答えしました。何かわからないことがあれば、お気軽にご連絡ください。

 


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Topics: コラム, DTP, Tips


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