クラウドファンディングの流れとポイント【後編】

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こんにちは、営業 内山です。今回の記事は、クラウドファンディングの流れとポイント【後編】です。(→前編はこちら)

 前編では、サイトの検討~プロジェクトスタートまでの流れやポイントをご紹介しましたが、後編ではプロジェクト実施中のポイントをご紹介したいと思います。

 

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プロジェクトがスタートしたら、目標達成に向けてやることはいっぱい!サイト流入数を増やすためのSNS含む他サイトでの告知やプロジェクトサイト内での記事アップデート、サイト訪問者や経由サイトの分析~改善施策の検討、コレクター(プロジェクトの応援者・購入者)へのお礼とリターン商品の発送…などなど、日々の地道な努力が必要になります。

 

今日は、その中でも特に大切なプロジェクト達成に向けた3つのポイントをご紹介したいと思います。

  1. プロジェクト告知のポイント
  2. プロジェクト記事アップデートのポイント
  3. プロジェクトページ運用のポイント


1.プロジェクト告知のポイント


プロジェクトがスタートしたら、まず、プロジェクトページへの流入を増やすために、ターゲットユーザーにプロジェクトのことを知ってもらう必要があります。ここでのポイントは以下の2点です。

  • ターゲットユーザーが誰かの設定
  • ターゲットユーザーとのタッチポイントの検討

私たちのプロジェクトのターゲットユーザーは、大きく捉えると

  • チャリティー活動に関心がある方
  • 写真に関心がある方
  • (今回ご賛同いただいた写真家の)市橋織江氏のファンの方

になります。

 

これらのターゲットユーザーがどんな行動をとるか、に注目すると、検討すべきタッチポイントが設定でき、何をすべきかの施策を立てることが可能です。そこで私たちは、

  • クラウドファンディングサイトに登録しているユーザーへのメール配信によるプロジェクト紹介
  • Twitterでのハッシュタグ検索(#チャリティ、#写真、#市橋織江など)からフォロワーの獲得、情報発信、リツイート対応などのSNS運用
  • 外部プレスリリースの選定、作成、配信

などなど、実施しました。

 

ターゲットユーザー像の見える化(ペルソナマーケティングの活用など)やターゲットユーザーの購買プロセスの見える化(カスタマージャーニーマップの作成など)を取り入れると、よりピンポイントな施策立案が出来ますよ。

 

※参考 

The Customer Journey 

「選ばれるブランド」になる マーケティングの新技法を大解説 より

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株式会社宣伝会議発行/加藤 希尊 ()/2016/4/15

 

 


2.プロジェクト記事アップデートのポイント


プロジェクトサイトをオープンして満足!というわけにはいきません。プロジェクトサイト内でコンテンツの追加や記事更新などで情報を発信し続けることが重要です。

 

記事をアップデートすることにより、プロジェクトの進捗報告や関連情報を発信することが出来、流入促進につなげることが出来ます。また、コレクターやプロジェクトに興味関心を持っているユーザーとのコミュニケーション手段としても、活用することが可能です。

 

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参考:チャリティーカレンダープロジェクトアップデート記事vol.1

 

基本的な考え方としては、アップデートの回数・頻度が高いほうが流入数UPにつながりやすくなります。

 

「コレクターになってくれた方が、情報をシェアして拡散してくれる」

「プロジェクトに興味を持ってくれたユーザーの、購入の後押しになる」

 

などの効果が期待出来るからです。

 

ただし、無闇矢鱈に情報発信をするのではなく、「1.プロジェクト告知のポイント」でも触れたカスタマージャーニーマップなどで、ターゲットユーザーの購買プロセスを把握し“然るべきタイミング”で“有効な情報の発信を行う”、という点がポイントになりますよ!

 


3.プロジェクトページ運用のポイント


しっかり告知して記事更新をしていても、アクセス・ファンディング額の伸びに悩むこともあるかと思います。

 

そんな時は、現状把握から施策再検討のPDCAサイクル運用が、重要になります。

 

いくつかのクラウドファンディングサイトには、簡単なアクセスログ解析機能がついており、それらを活用した運用が、プロジェクト達成のポイントとなります。

 

私たちが実施したMotion Galleryでは、ファンディング推移やコレクター属性、訪問者推移、訪問者属性、リンク元…などが、グラフ化されて閲覧でき、

 

「コレクターはどこのサイトを経由して購買に至ったの?」

「見込み客となる訪問者の性別は?年齢は?地域は?」

 

など、プロジェクトページの現状把握をしやすいことが特徴です。

 

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チャリティカレンダープロジェクトログ解析ページ

  

量的情報が閲覧出来るだけでなく、それらの情報を基にMotion Gallery事務局から運用上のアドバイスについてフィードバックがもらえるので、現状把握~改善策が立てやすいのも特徴的だと思います。

 

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チャリティカレンダープロジェクトログ解析ページ

 

サイト解析結果を基に、どのタッチポイントでどんなコンテンツを配信したらアクセス数・ファンディング額を上げることが出来そうか、などの仮説を立て、実行し、再度検証してまた改善策を考える。

これらを地道に続けることで、プロジェクト達成がみえてきますよ!

 

今回ご紹介した

  • ターゲット明確化のための「ペルソナマーケティング」
  • ユーザーの購買プロセス見える化のための「カスタマージャーニーマップ」
  • サイト運用のための「PDCA運用」

 

に関して、もっと詳しく知りたい!という方はぜひ内山までお問合せください。

 

 

Topics: コラム


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