『勝負飯』ならぬ『勝負本』

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こんにちは。編集制作の守谷です。

今回は繁忙期や大きな仕事を任された時に読む『勝負飯』ならぬ『勝負本』を3冊ご紹介いたします。

 


①超訳 ブッダの言葉

(小池龍之介 翻訳/ディスカヴァー・トゥエンティワン)


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この本は、タイトルや分厚さからとても難しい言葉が並んでいそうで読みきれるかどうか心配だったのですが、『超訳』のおかげで300ページ近くあるにも関わらずあっという間に読むことができました。『怒らない』『比べない』『慈悲を習う』『悟る』など12のカテゴリーにまとめられた、『超訳』されたブッダの教えを読んでいると、自分の中の焦りや不安などと向き合うことができ、そして自分のまわりの人には感謝の気持ちでいっぱいになります。忙しくて心の余裕がなくなったとき、夜な夜なブッダに教えをこいています。

 

※私の場合本の内容が『聖おにいさん(中村光著)』のブッダで脳内再生されます。

 


②8715692(箭内道彦 著/講談社)


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8715692は『箭内語録2』と読みます。作者の語録第二弾です。箭内さんは私が素敵だと思っていた広告、CM、曲、本にたくさん関わっていたことから尊敬するようになったクリエイターです。私と同じ東北出身なので勝手に親近感を抱いています。こちらも『愛する』『想う』『はじめる』など6つのカテゴリーにまとめられており、数々のポジティブな言葉から元気をいただいています。特に『想う』というカテゴリーのなかに掲載されている

 

級数が声の大きさで、書体が声の質で、字間が声の速度

 

という名言には鈍器で頭を殴られたような衝撃を覚えました。この本は職場に置いて、デザインの仕事で悩んだときに読んでいます。

 


③かくかくしかじか(全5巻)(東村アキコ 著/集英社)


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ある日いきつけの本屋さんで「お!東村先生の新刊出てる!買おう!」なんていつものようにワクワクして購入したらとんでもない!新刊を読んだ日の夜、内容の重さになかなか眠れなくなった作品です。作者は『画家ではなく漫画家になりたい』という夢を絵画教室の日高先生に打ち明けられないまま、絶対的な存在の先生に『描け』と言われるがままひたすら絵を描き続けます。日高先生に対する懺悔や感謝の気持ちが赤裸々に綴られた作品です。

 

この作品を読んでいると、デザインの専門学校に通っていたころの思い出が鮮明に蘇ってきます。絵の具だらけになりながら、ひたすら作品を作り続けていたあの頃の野心や努力する心を忘れないようにするための作品です。

 

以上私の『勝負本』3作品でした。

 

Topics: コラム, 本の紹介


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