人工知能は人類を滅ぼすのか

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こんにちは、企画制作 後藤です。

本日は、人工知能をテーマにお話ししたいと思います。

 

人工知能が人類の知能を追い越す日

昨年あたりから、人工知能(AI)がにわかに注目を集めています。乗用車への自動運転機能の搭載や、人工知能が囲碁で世界チャンピオンに勝利した話は、ほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。今、人工知能はものすごい速度で進歩を続けており、2030年ごろには人間と同じくらいの知能に達し、2045年にはついに人間の知能を追い越すと言われています。人工知能が人間の知能を追い越す瞬間のことを一般的にシンギュラリティ(技術特異点)と呼びます。(この言葉は本来の意味とは少し違うのですが、ここでは便宜的にシンギュラリティをこのような意味で使います)

 

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人工知能に警鐘を鳴らす著名人たち

人工知能が人間の知能を追い越した時、どんなことが起こるのでしょうか。人工知能がシンギュラリティに到達すれば、今まで人間がしていた仕事を代替するだけでなく、科学的な発見や社会システムの構築など、人間が考えるよりもはるかに斬新で合理的な仕組みが、人工知能によって創出されることが期待されます。不治の病の治療法が人工知能によって発見されるなんてこともあるでしょう。しかし、一方で、著名人の中には、人工知能の発展が人類の脅威になるのではないかという懸念を表明している人がいます。たとえば、イギリスの物理学者、スティーヴン・ホーキング博士は、人類よりもはるかに発達した人工知能が、人類を不要なものとみなすことを懸念し、「人工知能が人類を滅ぼすかもしれない」と警鐘を鳴らしています。1

 

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 Koca Vehbi / Shutterstock.com

 

また、アメリカの起業家、イーロン・マスクも「人類の最も大きな潜在的脅威は人工知能だろう」と語っており、場合によっては国家的、あるいは国際的な政府による規制が必要かもしれないと主張しています。※2

 

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Helga Esteb / Shutterstock.com

 

それらの発言を踏まえて、ビル・ゲイツも「私も人工知能に懸念を抱いている側の一人だ」と発言しています。※3

 

『2001年宇宙の旅』や『ターミネーター』など、古くからSF映画でも人工知能が人類を脅かすというシナリオが扱われてきました。これまでフィクションの中だけで扱われてきたことが、まさに現実になってしまうかもしれないのです。

 

※1

BBC NEWS: Stephen Hawking warns artificial intelligence could end mankind

http://www.bbc.com/news/technology-30290540

 

※2

CNET: Elon Musk: ‘We are summoning the demon’ with artificial intelligence

https://www.cnet.com/news/elon-musk-we-are-summoning-the-demon-with-artificial-intelligence/

 

※3

CNET: Bill Gates is worried about artificial intelligence too

https://www.cnet.com/news/bill-gates-is-worried-about-artificial-intelligence-too/

 

シンギュラリティ後の未来はどうなるのか

私の個人的な予想では、シンギュラリティに達した未来は、『ターミネーター』ではなく『X-MENみたいな世界になると考えています。『X-MEN』のメインストーリーは、突然変異で進化した人々が現れた結果、人類を支配するべきだと考えるグループと、人類と共存すべきだと考えるグループに分かれ、互いに争うというものです。つまり、未来では、「人類は滅ぼすべきだ」と唱えるヘルメットをかぶった人工知能と、「人類を守るべきだ」と主張するスキンヘッドの人工知能が現れ、たがいに血みどろ(電気みどろ?)の戦いを繰り広げることになるのです。ですから高度に発達した人工知能が、人類の敵か味方か、シンギュラリティがやってきたときのためにどうすればいいのか、と憂慮することにあまり意味はない、と私は考えています。なぜなら人類の未来を左右する決定的な議論に、人類が関与することはないからです。それらの議論は人類を措いて、より高度な知能同士で行われます。では、人工知能同士の激しい争いの結果、導き出される結論とは、いったいどんなものでしょうか。現代の人類は、全体的には生物の多様性を尊重する社会に向かっています。人類よりもはるかに洗練された知能が、生物の多様性を尊重せずに、生物を滅ぼすべきだという結論に至ることはないだろう、と私は考えています。……たぶんですが。

 

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 urbanbuzz / Shutterstock.com

 

Topics: コラム


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