カタログ作成におけるデータ結合とは??

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皆さま、はじめまして。
編集オペレータの堀上です。

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
年が明けて心機一転、今年も新しいことにチャレンジしていきたいと思っています!

さて、今回は200~300ページ規模のカタログをInDesignで作る時に行っている“データ結合”というものを紹介します。

“データ結合”とは??
Excel等の表計算ソフトや各種データベースソフト等から
作成できるCSVファイル(もしくはタブ区切りテキストファイル)を
InDesignに読み込ませて、簡単な自動組版が行える機能のことです。

今回は、このデータ結合を使って、下のような子組のデザインに、データを一気に流し込み、複製してレイアウトする仕組みをご紹介したいと思います。
前もって、一手間加えるだけで、「あっ!」というまに作業が終わる便利な機能なんですよ、これが。

 

20160126_01.png

 

まずは、CSVファイルを作成する前に、Excelにてスペック情報を、各項目に流し込める形態に整理します。

20160126_02.png

 

それから、InDesignの“データ結合”を使って、それぞれの項目に先ほどのCSVデータを埋め込んでいきます。

20160126_03.png

埋め込んだものが、下の状態です。

<< >>で区切られ、データが埋め込まれているのが分かります。

 

そして、レイアウトのマージンに合わせて、複製する列・行の間隔を指定。

あとは、「OK」を押すだけ!!

 

20160126_04.png

 

すると、あっという間に文字・配置画像のスペック情報が流し込まれました。

20160126_05.png

 

 

続いて、スクリプト(自動処理を行う簡易プログラミング)を使って画像を流し込み、文字の溢れを調整します。

20160126_06.png

 

そして、ページレイアウトデータに全選択してコピー&ペーストします。

20160126_07.png

 

完成です! あっという間だったでしょ?

いつものことながら、感動の一瞬です。便利な時代になりましたね。

20160126_08.png

 

この方法でデータを作成すると、早く!正確!に、情報を伝えることができます。

 

このように日々いかにして、データを早く正確に作れるかを模索しているオペレータ堀上です。

ブログを読んでいただいた方で、『もっといい方法あるよ!』みたいなご意見ドンドンお待ちしております。

夢は、全国3000万のオペレータ(笑)でデータ作成のツボを共有していくことです。

そんなサイトがあればいいなぁ~。

 

それでは、次回お楽しみに!!

 

Topics: コラム, DTP


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